【旧姓屋号】改姓からの住民票&マイナンバーカード旧姓併記に2週間かかった話【個人事業主】

こんにちは!!

突然ですが、名字を変更したことはありますか?

私はこの度結婚に伴い、初めて名字を変更したのですが、手続き超面倒ですね!!!

平日に時間を取って役所に行ったり、銀行に行ったり、
書類を郵送したり、電話をかけたり…(書類郵送と電話はWebでできるようにしてほしい…)

せっかくマイナンバーがあるんだから、今後はもう少し簡素化されることを願います。

さて、これに加えて私は更に住民票とマイナンバーカードに旧姓を併記したのです。

これが予想以上に面倒だったので、これからされる方々のために記録として残しておこうと思います。

旧姓を併記することにした理由

私が何故旧姓を併記することにしたかというと、
仕事では旧姓のまま活動したかったためです。

個人事業主結婚しようが離婚しようが、雇用されていないので特に申告する必要はありません。

旧姓を仕事でそのまま使い続けることができますし、
正式なものにしたい場合は旧姓を屋号にすることもできます。
屋号の追加/変更は開業届のように申請する必要はありません(確定申告時に書けばOK)

但し、名字が変わって、振込先銀行口座の名義が変わったとなれば話は変わってきます。

旧姓での銀行口座開設については、一部認めている銀行もありますが、まだまだ少ないです。

そこで、仕事で使用している銀行口座を、手続きをせず旧姓のまま維持することにしようと考えました。
確定申告や住民税引き落とし等では新姓の銀行口座が必要なためプライベート口座は変更しました

勿論、正規の手続きを取らないことはペイオフの際のリスクになり得るので、
私の旧姓が○○であることが証明できる物」は必要であると考えました。

それが、旧姓を併記したマイナンバーカードです。

幸いにも2021年現在は、住民票に旧姓を併記すればマイナンバーカードも同様に併記できるので、
役所に婚姻届を提出する際に、マイナンバーカードの更新手続きと併せてお願いすることにしたのです。

まさかの障壁「戸籍謄本」

こうして、実際に役所に行きました。

ここでの「役所」とは、配偶者の従前戸籍があり、新たに戸籍を作成する地の役所です。

住民票がある地の役所とは別で、その隣町にある役所になります。

わざわざ隣町に行った理由は、配偶者の戸籍謄本発行手数料の節約のためと、
旧姓併記のために戸籍謄本が必要なので一刻も早く新しい戸籍謄本が欲しかったためです。

しかし、この戸籍謄本がまさかの落とし穴でした。

新しい戸籍謄本の発行は、婚姻届を提出してから1週間~10日かかることが発覚しました。

それを婚姻届を提出した窓口の方に教えてもらった段階では、
いやでも新本籍地の役所だし戸籍謄本なくても婚姻届でやってくれるでしょ~
という甘い考えでいましたw

そうしてマイナンバーカードの窓口に行くと、
まず窓口の方が「そんな対応やったことない」と顔に書いてあるうろたえぶり。不安しかない…

私が質問をする度に奥にいる人に確認して、戻ってくるのですが、
まず、新しい戸籍謄本ができるまでは旧姓併記はできないとのことでした。

加えて、それは住民票がある地域の役所でやってくれとのこと(住民票への併記なので)。
※自治体により異なるかもしれませんので確認された方がいいかもしれません

更に、マイナンバーカードの電子証明書の更新は今日できるのかどうか確認したところ、
最初は「できる」という話だったのに、何度も窓口の方が奥に戻って確認しているうちに、
いつの間にか回答が「できない」に変わっていました…

結局、「できない」が正解で、
旧姓を併記する影響はマイナンバーカード表面だけでなく電子証明書にも及ぶということでした。

私のマイナンバーカードは暫く旧姓のまま、電子証明書が切れたただの紙切れですw
新姓のみの状態の更新は頼めばやってもらえます(二度手間ですが)

文字では伝わらないと思いますが、ここの回答に辿り着くまでに相当の時間を要しました…

こうして、めちゃくちゃ疲弊して帰路に就いたのでした…

これならわざわざ平日に役所に行く必要なかったな…

謄本入手→再チャレンジ

あれから10日待ち、ようやく戸籍謄本が発行できるようになりました。
※役所から連絡はもらえません
※戸籍謄本発行申請書を出しておけば連絡してもらえますが役所に取りに行く必要があります
取りに行く役所と住民票のある役所が同一でない私の場合は二度手間になるのでこれはしていません

私は配偶者のマイナンバーカードで戸籍謄本をコンビニプリントしてもらいました。

私の配偶者は幸いにもきちんと電子証明書を更新していて、
パスワードもロックされておらず失念もしていなかったので助かりましたが、
もし住民票のある役所で(本籍地が遠方のため)戸籍謄本が発行できない場合は、
配偶者に上記下線部について事前に確認しておくことをおすすめします。

怪しい場合は、婚姻届提出時点で新姓のみの状態で電子証明書を更新しておけば、
自力でコンビニプリントできます。
コンビニプリント対応状況は自治体によるので事前に確認をおすすめします
※本籍地が遠方の場合は事前申請(最大5営業日かかる)が必要となる場合があります(詳細はこちら

戸籍謄本を受け取り、後日居住地の役所へ行きました。

ここでも窓口の方が 「そんな対応やったことない」と顔に書いてあるうろたえぶりでしたが、
少々時間はかかりましたが、なんとか無事手続きをしてもらうことができました。少し焦ったよ…

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございました!

旧姓併記は役所でもマイナーな手続きで、時間が多くかかってしまうということがよく分かりました。

結婚と同時に旧姓を併記することはできない(1週間~10日かかる)という点、
頭に入れておいてくださいね。

また、本籍地が遠方の場合は、
新しい戸籍謄本をどう入手するかも先回りして考えておくことをおすすめします。

例えご自身が改姓する側でなかったとしても、配偶者の方が希望されるかもしれないので、
将来役に立つ知識だと思いますよ!

皆様の参考になれば幸いです。