【緊急】アップデート検証用の先行環境が来月以降提供終了!?公式に問い合わせてみた【kintone】
こんにちは!!
kintone管理者の皆様、今週月曜日にサイボウズ社から届いた定期メンテナンスのお知らせメール、
ご覧になられましたか?
【kintone先行環境提供終了のお知らせ】 これまでkintoneをご利用中のお客様に毎月ご案内していた 先行環境の提供を、2022年9月版をもって終了いたします。 毎月のアップデート情報は、引き続き本メールにてご案内いたします。 何卒、ご了承のほどお願いいたします。
…え?提供終了…??
2022年9月って、今月…???
私は今月のメールを読むまで気づきませんでしたが、
よく見たら先月のメールにもこのお知らせ書いてありました^^;
当ブログでは以前、kintoneの毎月のアップデートへの影響調査を、
この先行環境を利用して一瞬で完了させるプログラムをご紹介したことがあります。
こちら実は、当ブログの中でも上位の人気記事でして。。。
ということは、同様に「先行環境なくなるって!どうしよう!」となっている方もきっと少なくない、
そう思いました。
今回は、そのような方々へ贈る記事となっております。
是非最後までご一読いただければ幸いです!
公式に問い合わせてみた
取り敢えず、公式に真意を訊いてみるしかないと思い、問い合わせメールを送ってみたところ、
本日、以下の回答が届きました。
参考とはなりますが、「kintone」では、「アップデートオプション」にて、 一部の新機能の有効 / 無効を切り替えることが可能となっております。 「新機能の先行利用」の項目にチェックを入れると、 今後リリースされる予定の新機能を有効化して、先行利用を行い、 既存のアプリにどのような影響が生じるか、お試しいただくことができます。 また、アップデート後に、特定の新機能の影響によって、 画面表示や動作に問題が発生した場合、アップデートオプションにて 該当の新機能の無効化が可能であれば、アップデート前の 画面表示や動作に戻すことが可能です。 アップデートオプションの詳細や、設定手順につきましては、 以下のヘルプページにて案内しております。よろしければ、ご参照ください。 ▼ アップデートオプションで新機能の有効 / 無効を切り替える https://jp.cybozu.help/k/ja/admin/new_feature/new_feature_overview.html ▼ 設定手順 https://jp.cybozu.help/k/ja/admin/new_feature/new_feature_overview.html#new_feature_new_feature_overview_50 また、重ねて参考となりますが、毎月のアップデートの内容については、 以下のページにて案内しております。 ▼ アップデート情報 https://kintone.cybozu.co.jp/update/main/ アップデート情報ページでは、GIF や画像にて、アップデート後の 動作をご確認いただけます。 上記を踏まえ、十分ご希望に沿える内容ではないことは重々承知しておりますが、 アップデートオプションや、アップデート情報ページの情報をもとに、 検証を行うことをご検討いただけますでしょうか。よろしくお願いいたします。
確かに、少し前からkintoneでは、「アップデートオプション」という設定機能が追加され、
新機能の適用を有効にするか無効にするかを選択できるようになっていました。
この機能で全てのアップデート内容を選択できるようになっているのかは不明ですが、
公式の意図として、本番環境では新機能の適用をデフォルトで無効化(アップデートの延期)し、
開発環境の方で新機能を試してみて、問題なければ本番環境で有効化してほしい、
ということなのではないかと推察しました。
kintoneプラグインの懸念
ここで疑問に思ったのが、最近のアップデート内容を見ていて、
リリースされた新機能が必ずしも「新機能の先行利用」や「開発中の新機能」にあるわけではなく、
直前に発表されてそのままリリースされる場合がある、ということです。
そこは公式がアップデートの影響の大小を鑑みて判断されているのでしょうが、
私のようにkintoneプラグインを販売している人間は、
顧客がアップデートの延期設定を行っているかどうかまで管理できず、
万が一何か影響があった場合に迅速な対応を迫られることになるのです(しかも私は個人販売)。
しかし嘆いていても仕方ないので、できることをやるしかないです。
自前の開発環境で開発中の新機能を試せるものは迅速に試していきます。
※これまでの先行環境と違いプラグイン現物の動作確認を実際に行えるというメリットがあります
また、引き続きアップデート影響調査プログラムでの検証も、リリース後できるだけ早い段階で、
自前の開発環境で行っていきます。
※同じドメインであれば「kintone.proxy」ではなく「kintone.api」が使えてより簡潔に書けます
「kintone.api」に直した場合のコードはこちら↓
// 「kintone.api」を使う場合はリクエストヘッダーは不要
const RESP = await kintone.api(kintone.api.url('/k/v1/records', true), 'GET', {
app: XXX, // 作成したアプリのアプリID
fields: ['セレクター'],
// "PC"と"一覧表示"は実行パターンに合わせて都度変更
query: 'デバイス in ("PC") and 表示区分 in ("一覧表示")'
});
※上記コードでは500件を超えるレコードの取得は考慮しておりません
終わりに
最後までお読みいただきありがとうございました!
これからは全てのアップデートをアップデートオプションで先行利用できることを願っています…!
最後に、kintoneをより便利に利用しようとすると、何かしらプラグインを使う機会は非常に多いです。
kintoneプラグインを1つでもご利用されている皆様、
是非事前にアップデートの延期設定(リンク先の(b)の箇所にチェック)をよろしくお願いいたします!